Edge Project ~俳優の「真実の演技」を手に入れる為のワークショップのシリーズ~

その時その場でのみ起こり得るあらゆる要素に確実にコミットしながら、俳優同士が、繊細かつ力強いコミュニケーションを行う事で、深く鋭い真実の葛藤を生み出す。 リアルでお芝居のようでなく、観客の心に深く届く、本物の芸術的な演技を身に付けたいならPrayers Studio が提供する Edge Project のシリーズで具体的な訓練を始めましょう。

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行動と感情の芸術的な表現(説得力のある演技)。或いは行動と感情の真実味のある表現(リアリティーのある演技)。

俳優に求められている仕事とは何でしょう?

それは「行動」と「感情」と言う事がとても深く関わっているようです。

行動と感情の芸術的な表現(説得力のある演技)。或いは行動と感情の真実味のある表現(リアリティーのある演技)。と言う事が出来るでしょうか。
つまり、沢山の観客が見守る舞台上で、或いは沢山のスタッフが見守るカメラの前で、本当に心の底から怒ったり泣いたり笑ったりする事、またその場にふさわしい行動を求められる。と言う事です。

多くの俳優が、台本または監督や演出家の指示に合う「感情」を作ろうとして苦心しています。
そして、そのうちのほんの一握りの俳優だけが「本当らしい」「説得力のある」感情と行動の表現をして、才能の有る俳優だと評価されるのです。
逆を言うなら、ほとんどの俳優の作り出す表現は「うそ臭い」「大袈裟だ」なんていう評価を受けてしまいます。
この差にはいったい何があるのでしょう?

実はこれはほんのちょっとした極めて具体的な差なのです。

才能の有る俳優は、舞台上やカメラの前でも、日常生活でしているのと同じように「人間の自然な行動の仕方」で行動する。
今一な俳優は、舞台上やカメラの前に出ると、日常では決してやらないような「頭で考えた行動の仕方」で行動してしまう。
たったこれだけの事なのです。

「頭で考えた行動の仕方」とはどういうことでしょう?この台詞は怒りのニュアンスを出すためにこんなイントネーションで言ってみよう。ここは喜びで高ぶったニュアンスを出すためにこんな感じの動きにしてみよう。と、舞台上での自分の行動を頭で考え、決めて行うことが「頭で考えた行動の仕方」です。
「人間の、自然な行動の仕方」とはどういうことでしょう?欲求によって行動が生まれ、その行動に対する周囲の状況や反応に対して感情が生まれる。と言う事。そして90%以上の行動は考えて、コントロールしては行われていない。と言う事です。例を挙げて見ましょう。
「コーヒーを飲む」という場合。日常生活では「こんな風にカップを持ち上げてこんなスピードで飲み干して、こんな風に気持ちを表現しよう」なんて事は考えません。日常生活で最初にあるのは「コーヒーが飲みたい」という欲求です。これがなければ誰もコーヒーは飲まないのです。そしてこの欲求の種類がその後のコーヒーの飲み方を左右します。つまり、とっても喉が渇いていて一刻も早く冷たいコーヒーが飲みたい(状況)なら、自販機の取り出し口に向かう手は他の一切の無駄を排してすばやく動くだろう。と言う事です。そして取り出したコーヒーに対して自然に感情が生まれるわけです。程よく冷えたコーヒーならうれしい、ほっとする、等。熱いコーヒーだったら、ガッカリする、腹が立つ、可笑しくなる等。
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基本

演技力
・「戯曲を読む力」

・「舞台上で本物の生きた人間として存在できる力」
この基本が 感じる事 と 行動する事
 
例えば
  「暑い」と感じる事で「温度を下げたい」という欲求が生まれ「窓を開ける」「シャツを脱ぐ」という行動が生まれる

俳優の内側で起こっている事こそが面白い

俳優の内側で起こっている事こそが面白い

「舞台上でハムレット役の俳優は華美な衣装も着ていないし、声を張り上げるわけでもない、ただ考えている。そして唯ボソボソッと喋っている「やるべきかやらぬべきか・・・それが問題だ」。ホールの観客は水を打ったように静かで皆が彼の言葉に集中している。彼の声は1000人規模のホールの最後列の観客にも届いていた」これは僕の最初の演技の先生が話してくれたエピソード。
舞台でも映像でも、ごくまれにだけれど、観客が息を殺して俳優の一挙手一投足に神経を集中させてしまう「魂を掴まれるような瞬間」と言うのがあると思うんです。で、僕はそういう演技に惹きつけられる。どうしたらそういう演技が出来るんだろう?とずっと考えて来ました。
それからこれは日常生活で誰もが出会うよくある光景。
「レストランに入って席につく。少し離れた席で向かい合って静かに食事をしているカップルに気がつく。黙々と食事をしている二人の間を漂う特殊な空気に目が離せない。二人の間には何かあったようだ。「出来ちゃった」んだか、「別れよう」なんだか、「一緒に死のう」なんだか・・・?」
この、台詞でもアクションでもなく、観客の全神経、全集中をひきつける状態をどうやって舞台上に作り上げる事が出来るのか。

その構造が、欧米のアクティングメソッドやスタニスラフスキー・システムを勉強しながら、ようやくはっきりと分かってきました。

舞台上やカメラの前という特殊な条件の下で、
①・・・日常の最もプライベートなリラックスした状態で考えるのと同じように、本当に「考える」と言う事が出来れば良い。と言う事。
「考える」とは「頭の中で、ある具体的な状況をイマジネーションとして展開させ、その状況を感じる」と言う事。
で、そのためには「対象に意識を集中させられる能力」と「イマジネーションを自由に能動的に展開させられる能力」が必要だと言う事。
②・・・相手役との間に、ごまかしの一切ない「コミュニケーション」が出来ればよい。という事。
コミュニケーションとは、自分の得たい状態を手に入れる為に相手役を説得しようとあの手この手で絶えず行動し続ける事。
で、その為には「相手役の感じている事を感じられるようになる事」と「自分の感じている事を分かり、自分の得たい状態を得ようと最大限正直に行動出来る事」が必要だと言う事。

こう考えるととっても単純な事です。だから世の中には何の勉強も訓練もしないで天才的な演技が出来る俳優がいるのだなあ、と思います。

ただ、僕のような平凡な俳優は、この二つが出来るために具体的な訓練を長く続ける必要があります。子供の頃自転車や水泳を覚えるのに時間を掛けて訓練したのと同じような事。やり方を体が(潜在意識が)覚えてしまうまでやるということ。そして覚えたらより完璧を目指して訓練し続けると言う事。

一流のスポーツマンや、音楽家は、日々休まず訓練を続けるのが当たり前。俳優だってそのくらいやらなきゃ本当の所には行き着けない。

具体的な訓練を繰り返し、限りなく自己の能力を高め続けると言う事。

具体的なアプローチは?

俳優は、大勢の観客やスタッフ、カメラの注目を集める中で、あたかも実生活の一場面のようなプライベートな反応を求められます。この特殊な状況にこそ俳優の仕事の難しさがあると言えるでしょう。

【緊張状態からの調律】
俳優は、まず緊張と言う状態との付き合い方を学ばなければなりません。意識的にこの緊張を取り除き、自分自身や相手役の感情や欲求、周りのあらゆる状況をクリアーに感じられる状態に自身を調律する事が出来なくてはなりません。
・リラクゼイションエクササイズ で、その方法を体得します。

「自分を取り巻く観客の目」へ向かってしまう意識を「役の設定情況」に集中させ、その世界に没入し、真実だと感じ、潜在意識や自立神経が反応を始める。こうなれば誰もが認める「才能ある俳優」ということになります。

【「虚構」を「真実」に変換する】
虚構として与えられた「情況」の中に入り込み、その中で誠実に行動し反応を得る。この受容と行動の繰り返しは、俳優と状況との関係を虚構から真実に作り変えてゆきます。また、「自身の中に生まれた本物の欲求をシーンに持ち込む事」は俳優と観客を真実に引き込む有効な方法です。
・センソリーエクササイズでイマジネーションへの参加方法と感情の準備方法を体得します。

ドラマの最も重要な要素に『葛藤』があります。環境との葛藤、自分自身との葛藤、相手役との葛藤。いずれにせよ重要なシーンに葛藤はあります。観客に真のカタルシスを呼び起こすためには、この葛藤が十分に行われていなければなりません。

【コミュニケーション】
戯曲の中の「役」は或る時、自分の地位や社会的慣習、制約、価値観、そういった全てを脱ぎ捨てて相手役とストレートにコミュニケーションしようと試みます。この葛藤こそがドラマであり、観客のカタルシスを誘う最重要要素です。しかし社会的に生活してきた大多数の俳優は、この行動に対する強烈なストッパーを自身のうちに持っている為ストレートなコミュニケーションが出来ません。
・エクササイズ で、このストッパーを外し、ストレートにコミュニケーションする方法を体得します。
・本当に考える。本当に行動する。という事をエクササイズのなかで意識していきます。  

俳優は、次の瞬間相手役が何を言うのかを、あらかじめ知っています。が、それを毎回今始めて聞いたように新鮮に受容する神経機関の能力が要求されます。

【受容のメソッド】
・受容のメソッドでこの方法を体得します。

俳優の頭(知性≒健在意識)でひねり出した演技は予定調和に終始します。俳優が知性
的なコントロールを捨て、なおかつ戯曲の展開に沿った行動を生み出すことはいったいど
うしたら出来るのでしょう。

【相手役との交流】
その時その場所で、その相手役との間にのみ起こり得るあらゆる要素に確実、繊細にコミットしながら行動する。
・リピティションエクササイズで体得します。

【準備した感情の扱い方】
感情をコントロールしないで交流しながら目的達成に向かって行動していく
 ・感情準備を含むリピティションエクササイズで体得します。

【戯曲の分析】
・戯曲の行動分析 / 戯曲を目的(>課題)の観点から分析し、行動に翻訳する。シーンエクササイズの中で体得します。

【実践の中で】
・俳優の自己感覚 / 実践の中で。集中・イマジネーション・受容・アンサンブル・インプロヴィゼーション・抑制。 そして、どんな時も力まずリラックスの中で自由にのびのび出来る事。

(まとめ)
・本物の感情を意識的に扱えるようになる。
・虚構として与えられる情況を真実として受け止め、無意識や自律神経までが影響される。そういう神経回路を養う。
・本当に考える。本当に行動する。これを意識的に行うことが出来る。
・その時その場所で、その相手役との間にのみ起こり得るあらゆる要素に確実、繊細にコミットしながら、俳優同士が、遠慮容赦のないストレートなコミュニケーションを行う。力強く葛藤できる。

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